タバコをやめたいと思いながら喫煙している方も多いのではないでしょうか。
実際、喫煙者の7割は、タバコをやめたいと思っています。
禁煙するには、この「やめたい気持ち」を持ち続けることが大切です。
タバコがやめにくいのは、ニコチンに対する依存と、くせ(習慣性依存)のためです。
1. ニコチン依存には、ニコチン置換療法(NRT)
ニコチンパッチやガムでゆっくりと適量のニコチンを補充すると、依存にはならずに、ニコチンの禁断症状を抑えて、楽に禁煙をスタートできます。なかなかじぶんの意思だけで禁煙はむずかしいと思われる方は、医師の適切な指導とニコチン置換療法で禁煙に導く方法もあります。
2. 習慣性依存には、行動療法
禁煙のもう一つのポイントは環境作り、見ざる(タバコ関連グッズを処分する)、寄らざる(喫煙所や喫煙者に近づかない)、嗅がざる(車や部屋のニオイを消す)という工夫が有効です。いつもと行動パターンを変え、タバコ以外の方法でリラックスする工夫も大切(水やお茶を飲む、シュガーレスガム、深呼吸、ストレッチ、散歩など)です。
禁煙のメリット
禁煙すると血圧、脈拍、体温が正常にもどり、心臓発作の確率が減ります。やがて肺機能が回復し、年単位で肺がんをはじめ各種がんのリスクが減少します。女性では、お肌がきれいになり、また喫煙による骨粗鬆症や動脈硬化のリスクが減り、妊婦さんでは、妊娠合併症や胎児の異常が少なくなります。
高齢者も、肺や心臓の働きがよくなり、風邪やインフルエンザにかかりにくくなります。そして、家庭にタバコがなくなると、子どもが健やかに育ち、将来の喫煙予防にもなります。